霊園・墓地を探す

お墓を探すといっても、現在ではその形態はいろいろあります。

一般墓、永代供養墓、樹木葬、納骨堂などの他にも海などへの散骨なども新しいタイプのお墓といってもいいかもしれません。

先祖代々のお墓がある方はそちらへ埋葬すればいいですが、それ以外の方はお葬式の後、お墓を探さなくてはなりません。

まずはどんな埋葬方法があり、どのような特徴があるのかを把握する必要があります。

霊園・墓地の種類と特徴

一般墓とは

霊園や墓地などの普通の人がすぐに想像するいわゆるお墓です。

寺院の中にある墓地から、単体での墓地や墓地が集まっている霊園まで様々な形があります。

また、霊園は公営のものと民営のものがあり、それぞれに特徴があります。

また、寺院の中の墓地はお寺が管理運営を行っているので、基本的には檀家となって、宗旨・宗派はそのお寺の教えに従っていかなくてはいけません。

檀家とは特定のお寺に属することを意味しますので、お寺や僧侶を援助する庇護者として、お布施で経済的に支援をする必要があります。

以下は宗派や地方によっても異なりますが、檀家となった際に考えられる費用です。

入檀料:
檀家になるときに初期費用のように必要となる費用です。
決まった金額ではなく、地方や宗派で上下はありますが、10~30万円くらいが相場のようです。

護持会費・維持費:
お墓の清掃管理や寺院の運営のために必要な額を檀家が負担する費用です。
年間で5千円~2万円くらいが相場のようです。

寺院行事や法要の際のお布施:
寺院では彼岸会(春と秋)、盂蘭盆会(7月あるいは8月)、施餓鬼会(夏ごろ)、十夜法要(秋ごろ)、浄土真宗ならば報恩講など、年に数回の行事があります。
お寺が開催する合同の法要に参加する場合3000円~1万円程度のお布施(参加費)が一般的となります。
読経、説話、簡単な食事、卒塔婆回向費用などの費用です。

お寺や住居を改築する場合の檀家負担金:
寺院には「本堂」「書院」「庫裡」「鐘楼」「山門」などの施設があります。
この様な施設の修繕、改修の際に寄付が必要となります。

永代供養墓とは

永代供養墓とは、お寺、霊園がお墓を建てて、通常は家や家族がするは墓守(供養・管理)を代わりにしてくれるお墓です。

尚、お墓へのお参りは自由にでき、将来的にお参りをする人がいなくなっても、無縁仏・無縁墓になる心配がないという点で安心です。

そもそも、永代供養は、家族や子供へのお墓の継承を前提としていません。

したがって、身寄りのない方や、後継ぎのいない方の供養の手段として、これまでは用いられてきました。

しかし、最近では、お墓を建てる費用を工面できずに墓石を建てられないという方々の選択肢ともなっています。

また、昨今のライフスタイルの変化により、「お墓にはあまり費用をかけないで、子供にお金を残したい」とか、「子供に墓守りなどの苦労をかけたくない」などと考える人が増えてきて、これらの理由から永代供養を選ぶという方も増えてきています。

尚、お墓にまつわる言葉で、「永代使用料(えいたいしようりょう)」という響きが似ている言葉がありますが、意味はまったく違います。

「永代使用料」とはそもそも、お墓を使ううえでの土地代のようなもので、墓地の使用権のために支払わなくてはいけないお金のことをいいます。

しかし、毎月「永代使用料」が掛かるわけではなく、一般的なお墓では、一度「永代使用料」を支払ってしまえば、お子様やお孫様へと継承し続ける限り、いつまでも我が家のお墓として利用することができるのが普通です。

 

樹木葬とは

最近注目で、人気の樹木葬とは、墓地、埋葬等に関する法律による許可を得た墓地(霊園)に遺骨を埋葬し、遺骨の周辺にある樹木や新たに樹木を植えてそれを墓標として故人を弔う方法です。

遺骨を埋葬するたびに新しい苗木を1本植えたり、墓地の中央にシンボルとなる桜や紅葉、ハナミズキなどのシンボルツリーなどの大きな樹木を植えて、その周辺の区画に遺骨を埋葬したりするなど現在では様々な形態が増えてきています。

樹木葬と言っても現在ではそのスタイルは様々で、樹木だけではなく、草花や芝生で彩られたガーデン風のものなどまで色々な物があります。

納骨堂とは

納骨堂(のうこつどう)とは、骨壺に入れた遺骨を安置しておく施設や建物のことをいいます。

別名で、納骨殿、霊堂などと呼ばれることもあります。

納骨堂とは、個人、夫婦、家族などでのご遺骨を収蔵するいわば「納骨スペース」となります。

一般的に、室内に設けられていることが多く、ご遺骨を土に還さないで「骨壺に遺骨が入ったまま、そのまま収蔵する」点と、「ひとつの納骨堂の建物の中にたくさんの納骨スペースを備えている」点が、今までのお墓との大きな違いになります。

昔ながらのお墓が「一戸建て」、納骨堂が「マンションなどの集合住宅」と区別するとわかりやすいかもしれません。

日本国内では、管理・運営の主体などによって、寺院が運営する寺院納骨堂、自治体が運営する公営納骨堂、宗教法人・財団法人・社団法人が運営する民営納骨堂など3形態があります。

尚、寺院による運営でも、納骨堂の場合は檀家になる必要はほとんどありません。

したがって、お布施などを気にする必要はありません。

昨今の納骨堂人気で、公営納骨堂は応募条件があるだけでなく、応募多数のために抽選になるケースが数多くあります。

特に墓地用地が不足している都心部ではその傾向は顕著です。

利用者する側の事情としても、お墓の承継者がいなく、先祖代々の墓が将来的に無縁墓になってしまうのではないかと懸念するケースや、今後、自分の子孫にできるだけ負担をかけないようにするために、負担がない納骨堂を選ぶ人々が増えてきているようです。

また、最近では「高齢のために、お墓参りが出来なくなった」「お墓が遠方のために、手入れが出来ない」などの理由で、先祖のお墓を撤去する「墓じまい」をし、管理がしやすくて、都心の場所にある納骨堂にご遺骨を「改葬」する人も増えてきています。